症状=悪ではない?体が教えてくれる“治る力”のサイン
症状は悪者じゃない? ― 痛みや不調は「身体からのサイン」だった
こんにちは。那須塩原市の整体サロン コウノトリ、代表の関隆晃です。
日々お客様と向き合う中で、「痛みや湿疹が出ると落ち込んでしまう」「症状が出たらとにかく薬で抑えたい」といった声をよく耳にします。
たしかに、痛みやかゆみ、しびれなど、身体の不快な症状が出てくるとつらいものです。できることなら、出ない方がいいに決まっている――そう思いますよね。
ですが、今日は少しだけ視点を変えてみましょう。
実は、こういった「症状」こそが、身体があなたに伝えようとしている**“大切なサイン”**だとしたら?
このブログでは、症状はなぜ出るのか? なぜ必要なのか? というテーマで、いくつかの例を交えてお話していきます。
例1)ギックリ腰 ― 動けなくなる痛みの本当の意味
まずは多くの方が経験される「ギックリ腰」。
ギックリ腰は、急に痛くなって動けなくなるため、非常にインパクトの強い症状です。一般的には「広背筋(こうはいきん)」という背中の筋肉が、何かしらの負荷やストレスによって“肉離れ”を起こしてしまうことで発生します。
たとえば、日々の疲れや姿勢の悪さ、内臓の疲労などが蓄積している中で、重いものを持ち上げたり、前かがみで顔を洗おうとした瞬間――最後のひと押しで「ブチッ」と筋繊維が損傷し、痛みが出るのです。
では、なぜそんな激しい痛みが出るのでしょうか?
それは、「動かさないで!」という身体からのサインです。
傷がついた筋肉をこれ以上傷つけないため、自然治癒を進めるために「痛み」という強力なブレーキをかけてくれているのです。
もしこの痛みがなかったらどうなるでしょう?
人は気にせず動き続けてしまい、結果的に回復は遅れ、状態は悪化してしまいます。
例2)アトピー ― 皮膚に現れる「排出のサイン」
次に「アトピー」の例を見てみましょう。
アトピー性皮膚炎は、一般的に「原因不明」とされることも多い症状ですが、整体的な視点では、「体の中の毒素や老廃物の排出がうまくいっていないサイン」として捉えます。
本来、身体にとって不要なもの――いわゆる毒素は、尿や便、汗などを通じて外に出ていきます。
しかし、腸や肝臓、腎臓などの排泄ルートがうまく働かないと、行き場を失った毒素が**“皮膚”という出口から排出される**のです。
そのときに現れるのが、「かゆみ」「赤み」「ジュクジュク」などのアトピー症状です。
つまりアトピーも、「体の中に不要なものがありますよ」「何とかして出そうとしてますよ」という、身体からのSOSサインということになります。
もしこのサインが出ず、毒素が体内にたまり続けていたら――
それこそ内臓へのダメージや重い病気へとつながってしまうかもしれません。
結論:症状は、身体が治ろうとしている証拠
ギックリ腰もアトピーも、それぞれ不快で辛い症状ではありますが、共通して言えることは、
症状は、身体が自分を守ろうとしている反応だということ。
痛みが出るのは、「休んで!」という指示。
皮膚がかゆくなるのは、「排出してるよ!」という知らせ。
にもかかわらず、「症状=悪」と決めつけて、薬で無理に抑え込んでしまうと、
本来身体が持っている回復のチャンスや、サインに気づく機会を逃してしまうのです。
じゃあどうすればいいの?
症状を無理に「抑える」のではなく、
「症状が出る必要のない身体」に変えていくこと。
それこそが、本当の意味での根本改善だと、私は考えています。
当サロンでは、「治す」のではなく、「治る体を育てる」整体を行っています。
自律神経の乱れ・頭痛・不眠・疲労などの慢性不調に悩む方に、
内臓・頭蓋骨・エネルギーの3方向からアプローチし、
“症状が出なくても大丈夫な体質”を一緒に育てていくことを大切にしています。
最後に:症状は、敵ではなく味方かもしれない
「なんでこんな症状が出るの…」
「いつになったら治るんだろう…」
そう悩む日があったとしても、
ちょっとだけ視点を変えてみてください。
その症状は、あなたの身体が発しているメッセージかもしれません。
そして、そのメッセージを受け止め、整えていくサポートが、私たちの役割です。
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整体サロン コウノトリ|那須塩原市
国家資格保有|代表 関 隆晃