治る人・治らない人の違いとは? 〜「原因思考」と「解決思考」が分かれ道〜
こんにちは。整体サロン コウノトリの関です。
日々、多くの方の体と向き合う中で強く感じることがあります。
「治る人」には、共通する“考え方のクセ”があります。 そして「なかなか治らない人」にも、特徴的な思考パターンがあります。
それが、
「原因思考」か「解決思考」か。
この違いは、回復のスピードにも深く関わります。
原因思考とは?── 過去に囚われて、動けなくなる
原因思考とは、 「なぜこうなったのか?」 「誰のせいでこうなったのか?」 「昔、○○があったから…」 といった“過去”に焦点を当てる考え方です。
もちろん原因を知ることは必要です。 しかし、原因ばかりを掘り下げ、 そこに囚われてしまうと、
- 行動できない
- ネットばかり見て終わる
- 誰かが正解をくれるのを待つ
という状態になってしまいがちです。
どれだけ原因を見つけても、 行動に変えられなければ、体は変わりません。
解決思考とは?── 未来に向かって動ける人
解決思考は、 「今、自分にできることは何か?」 「どうすれば、この状態から抜けられるか?」 と、“これから”に視点を向ける考え方です。
この思考ができる人は、
- 小さくても行動を始められる
- 完璧でなくてもまずは試してみる
- 自分の感覚を信じて進んでいける
結果として、体も感情も前に進み始めます。
原因思考の人が陥りやすい落とし穴
原因思考の人は、他責になりやすく、 「治してもらう」という意識が強くなります。
- 医師がちゃんと診てくれなかった
- 家族のせいでストレスが溜まっている
- 職場が合わないから調子が悪い
それはたしかに事実かもしれません。 でも、それを理由に「自分では何もしない」状態になってしまうと、
体と向き合う責任を手放してしまうことになります。
解決思考の人に共通する姿勢
一方、解決思考の人は、 「整うために自分ができることは何か?」 を常に探しています。
- 体の声に耳を傾ける
- 少しでも睡眠や食事を見直す
- 整体の時間を大切にし、日常に活かす
その姿勢は、自然治癒力を高め、 回復への道を自ら切り拓くエネルギーになります。
依存と自立もここに含まれている
原因思考の人は「依存型」になりやすく、 誰かに治してもらう、どうにかしてもらう、という意識が強くなります。
それに対して、解決思考の人は「自立型」。
- 自分の体の状態を観察できる
- 主体的に行動できる
- 人や環境のせいにしない
依存が悪いわけではありません。 でも、自分の人生・自分の体に対して、 “責任を持つ”というスタンスがなければ、変化は起きにくくなります。
まとめ|整う人には、整う思考がある
治る・治らないは、「症状の重さ」ではありません。
「思考の方向性」の違いです。
- 過去を見て止まるのか?
- 未来を見て動き出すのか?
それが、回復を分ける大きな分かれ道です。
整体サロン コウノトリでは、 「治してもらう」ではなく、 「一緒に整えていく」ことを大切にしています。
あなた自身の中にある自然治癒力が働き出せるよう、 その背中をそっと支えていきます。