治すのではなく、治る体を育てる整体

妊活に効く呼吸ケア|横隔膜をゆるめて妊娠しやすい体に整える方法

    
\ この記事を共有 /
妊活に効く呼吸ケア|横隔膜をゆるめて妊娠しやすい体に整える方法

妊活に大切なのは「深く呼吸すること」だった?

〜がんばるあなたの体を立て直す、呼吸と妊娠力の関係〜

こんにちは。整体サロン コウノトリの関です。

妊活で悩む方と向き合っていると、こんな共通点を感じることがあります。

それは、
「一生懸命がんばっている人ほど、呼吸が浅くなっている」ということ。

特に、看護師さん・介護職の方・保育士さんなど、
「誰かをケアする仕事」をしている女性にこの傾向がとても多いのです。

  • 職場で常に気を張っている
  • 立ちっぱなしでバタバタ動く
  • 自分のことは後回し
  • ずっと緊張していてリラックスする時間がない

こうした生活が続くと、無意識に“浅い呼吸”がクセになり、体の奥の働きが落ちていきます。

でも逆に言えば、呼吸の質を変えることが、妊娠しやすい体に変えていく第一歩になるのです。

呼吸の役割って、ただ酸素を取り込むだけじゃない

呼吸には、私たちが思っている以上にたくさんの役割があります。

  • エネルギーの産生
  • ㏗の維持(体内の酸性・アルカリ性バランス)
  • 体温調節
  • 外からの異物への防御機能

この中でも、**妊活と深く関係するのが「エネルギーの産生」と「pH(ペーハー)の維持」**です。

酸素がなければ、妊娠力は育たない?

私たちの体は、酸素を取り込むことで細胞内でエネルギーを作り出しています。
このエネルギーは、筋肉や内臓を動かすだけでなく、ホルモンの合成・排卵・子宮内膜の形成など、妊娠に関わるあらゆる活動にも使われているのです。

でも、呼吸が浅く酸素が不足していると…

  • ホルモンのバランスが乱れやすくなる
  • 卵巣や子宮への血流が低下する
  • 冷え・むくみ・慢性疲労が起きやすくなる

つまり、呼吸の質=妊娠しやすさの土台と言っても過言ではありません。

二酸化炭素を吐き出す力が、妊娠力を守っている?

さらに、呼吸で重要なのは“吸う”ことだけではありません。
「吐く力」も大切なポイントです。

私たちが息を吐くとき、体の中から二酸化炭素(CO₂)を排出しています。
この二酸化炭素が体に溜まりすぎると、血液は酸性に傾きやすくなります。
すると、代謝が落ち、内臓の働きも低下。
子宮や卵巣も冷えやすくなり、ホルモンがうまく働かなくなる原因になるのです。

つまり、

きちんと吐けていない体=“整っていない”体
というサインかもしれません。

1日2万回の呼吸が変われば、体質も変わる

人は1日におよそ2万回の呼吸をしています。
つまり、そのひと呼吸ひと呼吸が、体を作っているということです。

では、その呼吸を支えているものは?

  • 横隔膜
  • 肋骨
  • 肋間筋(ろっかんきん)
  • 背骨
  • 胸骨

これらすべてが柔らかく、しなやかに動いている状態が「深い呼吸ができる体」。
反対に、ストレスや疲れで硬くなっていると、呼吸も浅く、止まりやすくなります。

妊活整体で呼吸を整えるという選択

整体というと、「骨盤の歪みを直す」「姿勢を良くする」というイメージを持っている方が多いかもしれません。

でも、当サロンの妊活整体は「呼吸の質を整える」ことも大切にしています。

  • 横隔膜の可動域を広げる
  • 肋骨まわりのゆがみや硬さを緩める
  • 背骨の動き(特に胸椎・腰椎)を整える
  • 頭蓋骨と内臓の連動性を取り戻す

こうしたアプローチを行うことで、体が自然と深く呼吸できるようになり、自律神経が整い、ホルモンの流れがスムーズになります。

【セルフチェック】呼吸の乱れサイン、出ていませんか?

  • 肩や首がいつもこっている
  • 口呼吸が多い(鼻呼吸が苦しい)
  • 朝起きた時に疲れが取れていない
  • 呼吸が止まってる感じがある
  • 胸が圧迫されるような感覚がある
  • 生理痛・頭痛・むくみがひどい
  • ストレスが抜けにくく、常に緊張している

1つでも当てはまる方は、呼吸が浅く、体の内側が疲れている状態かもしれません。

妊活のためのセルフケア|呼吸を深くする「横隔膜のセルフケア」

呼吸が浅くなると、体は緊張しやすく、内臓や子宮まわりの血流も低下しがちです。
その原因のひとつが、「横隔膜(おうかくまく)」の硬さ。

横隔膜は、胸とお腹を隔てる“呼吸の主役”の筋肉。
ストレスや姿勢の悪さで固まると、呼吸が浅くなり、妊活にも影響してしまいます。

そこで今回は、ご自宅でできる「横隔膜セルフケア」をご紹介します。

やり方|肋骨のキワに指を入れて、深呼吸でゆるめる

ステップ①

椅子に浅めに座るか、横になって両膝を曲げた状態など、リラックスした姿勢になります。

ステップ②

まず右側のみぞおちのすぐ下にある、いちばん下の肋骨を探します。
そのキワ(肋骨のふち)に指先を軽くあてて、少し内側に押してみましょう。

ステップ③

指で押しながら、鼻から吸って、口からゆっくり吐く呼吸を5回行います。
もし余裕があれば、1分ほどそのまま深呼吸を繰り返してみてください。

ステップ④

肋骨のふちに沿って、指を少しずつ移動させながら、硬い・痛い・詰まった感じのある場所を探します。

ステップ⑤

その「硬さ」や「違和感」があるポイントで指を止め、
また**深呼吸を5回(または1分)**行いましょう。

ステップ⑥

右側全体(みぞおち〜肋骨の一番下)を終えたら、今度は左側も同じように行います。

終わったあとのチェック

  • 息がスーッと入りやすくなった
  • お腹や胸が少しゆるんだ感じがある
  • 心が少し落ち着いている

そんな変化があれば、横隔膜がゆるみ、呼吸が深まった証拠です。

ポイント

  • 力は「ちょっと痛気持ちいい」くらいでOK
  • 指が入らなければ、まず触れるだけでも大丈夫
  • 毎日やらなくても、疲れた時・呼吸が浅いと感じた時に◎

このケアは、「深い呼吸ができる体=妊娠しやすい体」へと整えるサポートになります。
気持ちいいと感じた方は、ぜひ習慣にしてみてくださいね。

妊活に必要なのは、「がんばる」よりも「ゆるむ」こと

あなたが赤ちゃんを望む理由は、
「自分だけの幸せ」だけでなく、「大切な人との未来」や「家族の安心」を考えてのことかもしれません。

だからこそ、
“呼吸する”という最も根本的な行為を整えることで、体を内側から立て直すことが妊活の第一歩になると私は信じています。

呼吸や体のクセについて相談したい方へ

「私の呼吸、浅くなってるかも…?」
「自分の体が妊活に向いているか知りたい」

そんな方は、LINEからお気軽にご相談ください。
あなたの状態に合わせて、整体的なケアやセルフケアの方法をご提案いたします。

▶︎【LINEで相談する】

妊娠するための体は、誰かから与えられるものではなく、
「自分の中にある力を引き出すこと」で育てていけるものです。

まずは、そのひと呼吸から整えていきませんか?

コメント

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright©整体サロン コウノトリ,2025All Rights Reserved.