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手荒れやかゆみは皮膚のせいじゃない?内側から整える本当のケア法

  
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手荒れやかゆみは皮膚のせいじゃない?内側から整える本当のケア法

手がかゆい。
ひび割れ、ガサガサ、湿疹。
アトピーや手荒れで悩んでいる方はとても多いです。

皮膚科に行けば、薬はもらえます。
ステロイド、保湿剤、飲み薬…。
その場しのぎにはなりますが、薬をやめたとたんに再発。
一生付き合っていくしかないのでしょうか?

――いいえ。
皮膚だけを見ていては、本当の原因にはたどり着けません。

今回は「手荒れ・かゆみ」に隠れた根本原因と、再発を防ぐための考え方、そして日常でできるセルフケアまでをお伝えします。

なぜ手がかゆくなるのか?

「皮膚が悪いから」ではない理由

かゆいとき、私たちは無意識にかいてしまいます。
でも、それには理由があります。

実は「かく」という行為には、生理的な意味があるのです。
かきむしることで皮膚の表面を刺激し、血流を促進しようとしているのです。

つまり、かゆみが出ている場所では、内側の組織に循環不全(血流の悪さ)が起きている可能性が高いということ。

たとえば手荒れがある部分をそっと押してみてください。
他の場所より硬く感じませんか?
それは、皮膚表面ではなくもっと奥の筋膜や血管周辺が硬くなり、血の巡りが悪くなっているサインかもしれません。

なぜ、内側で循環障害が起こるのか?

これには複数の原因が考えられます。代表的なものを紹介します。

1. 使いすぎによる筋肉や組織の疲労

手は毎日よく使う部位。
家事・育児・仕事で酷使され、筋肉が緊張しやすくなります。
硬くなった筋肉や筋膜が血管や神経を圧迫し、循環を悪くしてしまうのです。

2. 身体の歪みによる影響

実は手荒れの原因が「手そのもの」にあるとは限りません。
背骨や肩甲骨、骨盤の歪みから、手先に負担がかかっていることもあります。
身体全体のアンバランスが、末端の手の硬さや循環不全につながっているのです。

3. 神経の通り道の問題

神経は首・肩・腕を通って手先に届きます。
首や肩まわりの筋肉が硬くなり、神経の通りが悪くなると、手先の感覚異常や血行不良が起こります。

4. 自律神経の乱れ

ストレスや疲労が蓄積すると、自律神経が乱れます。
交感神経が優位になりすぎると、身体は“緊張モード”に。
血管は収縮し、血の巡りが悪くなります。
結果として手が乾燥したり、肌の再生が遅れてしまったり、かゆみを引き起こすことに。

アトピーや手荒れが出る場所には「硬さ」がある

こうして見てみると、かゆみや手荒れは単なる「皮膚の問題」ではなく、
体の中の循環・神経・構造の問題が複雑に絡み合っていることがわかります。

実際に施術をしていると、かゆみが出ている場所や、よく手荒れする場所には「硬さ」があることがとても多いです。
そして、その硬さを丁寧に緩めていくと、かゆみも軽減し、皮膚の状態も改善していきます。

つまり――
柔らかくなれば、かゆみも減る。皮膚の再生も促される。

ただし、重要なのはここからです。

柔らかくするだけでは意味がない

「原因の改善」+「局所のケア」がセット

いくら表面をケアしても、
いくらマッサージをして一時的に柔らかくしても、
原因がそのままならすぐに再発します。

根本的な原因――
たとえば身体の歪み、自律神経の乱れ、神経の圧迫など――をしっかり整えた上で、
表面的な硬さを緩めてあげることで、再発しにくい状態を作ることができます。

手荒れにおすすめのセルフケア

~日々できる、やさしい手のなで方~

今回はテーマが「手荒れ」なので、
手そのもののセルフケアをご紹介します。

やることはとてもシンプル。
“なでるようにやさしくさする”のがポイントです。

【セルフケア:手をやさしくさする】

  1. 両手のひらを合わせます
     手のひら同士をそっと合わせ、リラックスした姿勢でゆっくり呼吸を整えましょう。
  2. 手のひらをやさしくさすります
     上下にゆっくり動かしながら、手のひら全体を温めるようにさすっていきます。
     ゴシゴシこするのではなく、“なでる”ようにやさしくがポイントです。
  3. 片方の手の甲を、反対の手のひらでさする
     たとえば右手の甲を左手のひらで包み込むようにして、
     ゆっくりやさしくなでていきます。上下にさすったり、円を描くように動かしてもOK。
     終わったら左右を交代して、反対側の手も同じように行いましょう。

2~3分ほど続けると、手がぽかぽかしてきたり、少ししっとりしてくる感覚があるかもしれません。
これを日々の習慣にすることで、手のめぐりがよくなり、自然と肌の回復力も高まっていきます。

最後に:肌荒れは「皮膚の問題」ではないかもしれません

アトピーや手荒れに悩んでいる方の多くは、
「どうにか皮膚を治したい」と考えています。

でも本当は、皮膚は“サイン”を出してくれているだけ。
本当に見るべきは、その奥にある循環・神経・身体の使い方、そして生活習慣やストレスの影響です。

「かゆい」「乾燥する」「荒れる」といった症状に対して、
まずはその根っこにある原因を見直してみてください。

柔らかくなること――
血がめぐること――
それが、あなたの肌と体の本当の回復につながっていきます。

もっと体の内側から整えたい方へ

当サロンでは、皮膚の表面だけでなく、
“内側から根本的に整える”ための施術やセルフケアのアドバイスを行っています。

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