治すのではなく、治る体を育てる整体

巡りと妊活 ― 授かる力を引き出す“体の機能”とは

  
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巡りと妊活 ― 授かる力を引き出す“体の機能”とは

妊活で一番大切なのは「体の機能がきちんと働いていること」。
言い換えれば、“健康”そのものです。

けれど、多くの方が妊活というとホルモンバランスや食事、タイミングばかりに目を向けがち。
本当に大切なのは、「体の中でどんなことが起きているのか」という“機能の視点”です。

そしてその中でも、特に重要なのが「巡り」。


巡りが果たしている3つの役割

体の中には血液・リンパ液・脳脊髄液など、さまざまな体液が流れています。
この「巡り」は、ただ流れているだけではありません。実は、体の中で次のような重要な働きをしています。

  1. 栄養を運ぶ
     細胞や臓器が働くために必要な材料を届けます。
  2. 老廃物を運ぶ
     使い終わった不要なものを外に運び出します。
  3. 情報を運ぶ
     ホルモンや神経伝達物質など、体の中の“指令”を届けます。

つまり「巡り」があるからこそ、体はコミュニケーションをとりながらバランスを保てるのです。


巡りが滞るとどうなる?

いくら良い食事をしても、
高価なサプリを飲んでも、
体の巡りが悪ければ――

  • 栄養が必要な場所に届かない
  • 老廃物が溜まりやすい
  • 体の指令がうまく伝わらない

といった状態になります。

妊活で言えば、子宮や卵巣に「“血”と“情報”が届かない状態」です。
臓器は働きたくても、材料も指示も届かない。
つまり、“働けない状態”になってしまっているのです。


巡りが悪いかどうかを判断するには

「自分の巡りが悪いかどうか」
それを見極めるポイントはいくつかあります。

  • 股関節の動きが硬い
  • 骨盤の動きが悪い
  • 背骨のしなやかさがない
  • 足先や手先が冷えやすい
  • 末端を押すと痛み(圧痛)がある

これらはすべて、「体の中で流れが滞っているサイン」です。
特に股関節や骨盤は、子宮・卵巣への血流に大きく関係しています。


巡りを整える第一歩

妊娠力を高めるために特別なことをする必要はありません。
まずは“通り道”を整えること。

股関節や骨盤、背骨がしなやかに動くようにしてあげることで、
血液やリンパ、神経の流れがスムーズになります。

巡りが整うと、子宮や卵巣に必要な栄養と情報が届き、
体が自然と「妊娠に向けた準備モード」に入ります。


巡りが整う=授かる力が働き出す

妊娠は「体を整えた結果」起こるものです。
つまり、授かるために必要なのは“治す”ことではなく、
体の機能が正しく働ける状態を取り戻すこと。

巡りを整えることで、体は本来の力を思い出します。
子宮も卵巣も、あなたの体の一部としてちゃんと働こうとしている。
そのサポートをしてあげるだけで、妊娠力は自然と上がっていきます。


まとめ

妊活で本当に大切なのは「体の中がちゃんと巡っているか」。
栄養を運び、老廃物を流し、情報を伝える ―
その流れを滞らせないことが、授かるための土台づくりです。

今日からできることは、小さなストレッチや深呼吸でも構いません。
巡りが変われば、体が変わる。
体が変われば、未来が変わります。


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