治すのではなく、治る体を育てる整体

トマトを甘くする方法

  
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トマトを甘くする方法

■ トマトの味がしないとき、あなたならどうしますか?

トマトの実を食べたとき、「あれ? 味がしない」と感じたら、どうしますか?
多くの人は、塩や砂糖を振りかけて“おいしく”しようとするでしょう。

それも一つの方法です。
でも――実際にはトマトそのものが甘くなったわけではありません。

本当に甘いトマトを作りたいなら、
必要なのは「調味料」ではなく「土」です。

水の与え方、日当たり、肥料、温度……
そうした“環境”が整うことで、トマト本来の甘みが引き出されるのです。

農家の方にとっては当たり前の話ですよね。

■ 体も同じ。「症状」は“実”にすぎません

これは、人の体でもまったく同じことが言えます。

たとえば「頭痛」や「肩こり」などの不調。
それはトマトでいう“実”の部分です。

痛み止めの薬を飲むことは、トマトに塩や砂糖をかけるのと同じ。
一時的に味(症状)を“整えたように見せる”だけで、
肝心の“土壌=身体の状態”は変わっていません。

もし体という土壌が疲れていたり、冷えていたり、
エネルギーの巡りが悪くなっていたら、
どんなに表面を取り繕ってもまた同じ症状が出てきます。

■ 「症状を追う」のではなく、「状態を変える」

私が整体で大切にしているのは、
症状を直接“消す”ことではなく、
症状が「出る必要のない状態」に変えることです。

たとえば、
・内臓の働きが落ちている
・頭の中の圧(脳疲労)が抜けない
・体液の流れが滞っている
こうした状態が整えば、体は自然に回復していきます。

薬やマッサージを否定しているわけではありません。
急な痛みや緊急時には、それらが大きな助けになります。

ただ、「本当に根本から変えていく」となると、
身体という“土壌”を整えることが欠かせません。

■ 「治る力」はあなたの中にある

トマトが自ら甘く実るように、
人の体にも“治る力”がもともと備わっています。

大切なのは、その力が働ける環境を整えること。
つまり、「治る状態」に導いてあげることです。

■ あなたなら、どちらを選びますか?

一時的に味を整えるために塩を振るのか。
それとも、トマトそのものが甘く実る土を育てるのか。

あなたの体も同じです。
症状を追いかけるのではなく、
体の“状態”を変えていくこと。

それが、本当の意味での「根本改善」なのです。

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