「元気に見えるのに、しんどい」~自分でも気づきにくい“かくれたうつ”の正体~
■ 「うつじゃないと思うけど、なんだかつらい」
- 普通に働けているし、人とも話せる
- 家事や育児もやっている
- 笑顔もある。でも、なんだかつらい
「これって、甘えなのかな」
「もっと大変な人はいるし、自分は大丈夫なはず…」
そんなふうに、自分の不調を見過ごしていませんか?
それは、いわゆる“うつ”とは違う形であらわれる、体からのサインかもしれません。
■ “うつ”のイメージに当てはまらない人がいる
「うつ=何もできない」「ずっと落ち込んでいる」
そんなイメージを持っていると、
自分が「うつ状態」にあることに気づきにくくなります。
でも実際は、
- 人前では元気にふるまえる
- 無理すれば何とか動けてしまう
- 誰かの期待に応えようと頑張ってしまう
こうした人が、心も体もすり減らしていることがあるのです。
■ 感じないことで、体があなたを守っている
「つらい」と言えなかったり、
何を感じているのか自分でもよくわからなくなったり。
そんなとき、心が弱いのではなく、体があなたを守ろうとしているのです。
あまりにも強いストレスやプレッシャーを感じ続けると、
体と心は“これ以上感じたらつらすぎる”と判断して、
感情や感覚を抑え込んでしまうことがあります。
それはまるで、冬の間、地面の下でじっと凍えている芽のように、
**「感じないことで耐えている」**状態です。
■ だから、気づけない
- いつもと変わらないように見える
- 休めば回復すると思っていた
- 自分でも「ちゃんとしている」と思っていた
でも実は、
- 喜びや悲しみを感じにくくなっていたり
- 何もないのに涙が出たり
- ただボーッとしてしまう時間が増えていたり
それは、感じる力が眠っている状態。
外からも、自分でも気づきにくい「かくれたうつ」のかたちです。
■ 本当の回復とは、“感じる”ことが戻ること
では、このような状態からどうすれば抜け出せるのでしょうか?
大切なのは、
感じることを、体が“思い出していく”こと。
それは、「頑張る」とか「前向きに考える」といった努力ではなく、
体が、「もう安全だよ」「もう感じても大丈夫だよ」と
少しずつ許可を出しはじめるような状態です。
たとえば──
- 呼吸がゆっくりできるようになった
- 緊張していた背中がやわらかくなった
- ふとしたときに、涙が出るようになった
- 音や香り、肌の感覚に気づく瞬間が増えた
これらはすべて、体の奥で眠っていた“感じる力”が動き出してきたサインです。
■ 小さな呼吸が、凍った感覚をあたためてくれる
おすすめのセルフケアを、今回もひとつご紹介します。
それは、とてもシンプルな「横隔膜をゆるめる呼吸」です。
● 両手を肋骨のあたりに当てて、息をゆっくり吸う
● 吐くときに、胸とお腹が自然にゆるむのを感じる
● この“ゆるみ”に意識を向けながら、5回ほど繰り返す
うまくできなくてもかまいません。
「深く吸えない」「感じられない」と思っても、続けていくうちに
少しずつ、内側のセンサーが目覚めてくることがあります。
■ 当サロンでできるサポート
整体サロンコウノトリでは、
無理に「変えよう」とせず、
その人の体が“今はもう大丈夫かもしれない”と感じられるような施術を大切にしています。
- 頭や内臓、神経の膜をゆるめる
- 呼吸や体の中心の動きを回復させる
- 安心して「何もしない」時間をつくる
そうすることで、
“がんばる必要がない場所”があると、体が少しずつ理解していきます。
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「うつではないと思うけど、どこかおかしい」
「元気なはずなのに、しんどい」
そんなときこそ、体のサインに耳を傾けてみてください。
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■ 次回予告:動きたいのに、動けない
次回は、
- 考える気力が出ない
- 動こうとしても体が動かない
- 無気力のまま1日が終わってしまう
そんな状態の背景にある「神経のブレーキ」と、
そこからゆっくり回復していくためのヒントをお伝えします。